執筆構築記事まとめ
過去の構築記事はこちらから。
【剣盾シングル】Season1~蜻蛉アーマーガア軸高速サイクル
【SMシングル】Season4~氷点下の鯉のぼり【Aキュウコン+ギャラドス】 http://mawilegenger22.hatenablog.com/entry/2017/07/18/203519
【ORASシングル】Season17~マッギョ展開・クチギャラティ
http://mawilegenger22.hatenablog.com/entry/2016/09/15/225856
【ORASシングル】Season13~ふたご座流星群【クチートラティオス】
http://mawilegenger22.hatenablog.com/entry/2016/01/23/203333
【ORASシングル】Season11~蒼海の鮫と大地の鮫【メガサメハダー】
http://mawilegenger22.hatenablog.com/entry/2015/09/18/233828
以下、旧ブログです。(TOP:http://mawilegenger.blogspot.jp/)
【ORASシングル】Season9~姫と白騎士【メガクチート+メガエルレイド】
http://mawilegenger.blogspot.jp/2015/05/orasseason9.html
【ORASシングル】Season8~クチートと雨蛙
http://mawilegenger.blogspot.jp/2015/03/orasseason8.html
【ORASシングル】Season7~ユクチルガモス/龍舞メガチルタリス【もふもふもふ】
http://mawilegenger.blogspot.jp/2015/01/orasseason7.html
【XYシングル】Season6~クチートカイリュー+ゴツメコットンエルフhttp://mawilegenger.blogspot.jp/2015/01/xyseason6ver61.html
【XYシングル】Season5~メガクチメガライボhttp://mawilegenger.blogspot.jp/2014/10/season5ver50.html
【XYシングル】Season4~クチートカイリューhttp://mawilegenger.blogspot.jp/2014/07/season4ver410.html#more
【XYシングル】Season3~ギャラクチートhttp://mawilegenger.blogspot.jp/2014/05/season3ver31.html#more
【SMシングル】Season4~氷点下の鯉のぼり【Aキュウコン+ギャラドス】
◎はじめに
S4お疲れさまでした。
SMに入ってからここまで随分と苦しんでおり、ようやくSM初のレート2000を達成したので記事を書こうと思った次第であります。
◎PT並び&戦績
最終&最高レート: 2011(253位)
S4はSMになってからずっと使ってみたかったアローラキュウコンと心中する覚悟で構築を組み始めました。 この形に落ち着くまで相当数の試行錯誤をこなしたなかなか難産なPTで、その分それなりに自信があります。
◎個別コメント
Aキュウコン
持ち物:きあいのタスキ 特性:ゆきふらし
性 格:おくびょう
実数値:149(4) -* -95 -133(252) -120 -177(252)
技構成:ふぶき/こごえるかぜ/アンコール/オーロラベール
構築の組み始め。命中不安定の絶対零度を振り回さず自身で殴りたかったこと、バシャーモや鋼技などにも強引に展開できることの2点からCSタスキでの採用。
霰による相手のタスキ潰しが強力な他、C252ふぶきと合わせた削り性能が非常に高く、等倍を取れる相手ならある程度殴り合いもこなせます。例としてはこごえるかぜ+霰+ふぶきでほとんどのコケコが落ちたり、ふぶき+霰+ふぶき+霰で無振りテテフが落ちるなど。
相手を削ったあとはこごかぜ・オーロラベール・アンコールを駆使してギャラドスに繋ぎます。
メガギャラドス
持ち物:ギャラドスナイト 特性:いかく→かたやぶり
性 格:いじっぱり
実数値:175(36) -194(252) -100(4) -* -121(4) -128(212)
→メガ:175(36) -227(252) -130(4) -*- 151(4) -128(252)
技構成:たきのぼり/じしん/みがわり/りゅうのまい
キュウコンから展開する本構築唯一のメガ枠。バシャーモやミミッキュがあまりに憎かったため採用。壁下での圧倒的な耐久力を武器に3タテを狙うエース。
最初はみがわりではなくこおりのキバのオーソドックスな3Wでしたが、キュウコンギャラドスを見てわざわざ出て来るボーマンダが少なく、使い所があまりなかったため相手の搦め手を咎めるみがわりに変更しました。
狭めた範囲を数値で補うために性格はいじっぱり。コケコを1舞で抜けなくなってしまいますが、前座のキュウコンがコケコに勝てることと、壁を前提にギャラドスが2舞する動きが多かったことでカバーできていました。それにそもそも舞ったギャラドスを非スカーフのコケコで止めようと考える相手が少ないです。
選出率は9割近く。相手にマンダがいないときはほぼ出し、マンダがいても出てこないと踏んだら出します。
マニューラ
持ち物:いのちのたま 特性:プレッシャー
性 格:ようき
実数値:148(20) -172(252) -85 -*-105 -192(236)
技構成:つららおとし/こおりのつぶて/どくづき/けたぐり
どうしてもメガギャラドスを出しにくいボーマンダ軸と当たったときに通していく枠。
ボーマンダを縛り付ける氷技2種をまず採用。通りが悪いと感じたはたきおとすを切り、よくマンダと一緒にいるレヒレテテフに刺さる毒づき、鋼やマンムーに刺さるけたぐりを採用しました。悪技がないですが、6世代に比べるとメガゲンガーやギルガルドへの優劣がかなり怪しいので役割範囲から切りました。
ガブリアス
持ち物:ジメンZ 特性:さめはだ
性 格:ようき
実数値:183 -182(252) -116(4) -*-105 -169(225)
技構成:げきりん/じしん/みがわり/つるぎのまい
相手のバシャーモがあまりにも憎かったため採用。本構築のMVP。
キュウコンを見て初手に出て来る炎や鋼にとても強いため、初手から出して有利対面を作り、流し際にみがわりを貼って場を荒らしていく。初手バシャ対面で相手が守るを押すと試合の流れが完全にこちらに傾く。ついでにリザ軸もあっさり崩せます。
ジメンZは皮の剥がれたミミッキュやアシレーヌ等のフェアリーをワンパンするために持たせました。これらのフェアリーはHPが残っているときはまず引かないため、逃げられずに奇襲を成功させられるのが強み。レヒレをじしん+じしんZで倒したり、剣舞Zじしんでナットレイが飛ぶなど、いろいろ可能性を感じさせてくれるいい持ち物でした。
ロトム火
持ち物:たべのこし 特性:ふゆう
性 格:ずぶとい
実数値:157(252) -*-154(100) -131(44) -130(20) -117(92)
技構成:ボルトチェンジ/オーバーヒート/どくどく/まもる
相手のマンダ軸のガルドナットマンムーポリ2コケコetcの取り巻きが鬱陶しいときに選出する枠。
守るは残飯と毒のシナジーを意識しており、あわよくばバシャの膝を割りたいと目論んでいます。6世代からの流用個体で当時のファイアローを受けるための調整が施されていますが、絶対にZガルドやコケコ意識のD寄りの調整に変えたほうがいいです。
ギルガルド
持ち物:ゴーストZ 特性:バトルスイッチ
性 格:れいせい
実数値:167(252) -71(4)-171(4) -110(236) -172(12) -59
技構成:シャドーボール/かげうち/どくどく/キングシールド
こちらもガブリアスと同様に初手で出して、有利対面からZで場を荒らしていく。毒はメガギャラで処理するのが少々しんどいポリ2に刺す他、Z消費後に死に出しして積みにきたギャラドスやウルガモスに入れる技。キングシールドやキュウコンのタスキ+霰と組み合わせることで、定数ダメージだけで相手をかげうち圏内に押し込むことができます。
◎選出
主なパターンのみ。
or
基本選出。相手にマンダがいなければこれ。マンダがいても出てこなさそうなら大体これ。
先発のガブorガルドで荒らし、キュウコンが削って場を整えつつギャラドスが締める形。たまにキュウコン先発のこともある。
+1
どうしてもギャラドスが出しにくいマンダ軸に出す裏選出。
◎結び
長く苦しんで、ようやくSMでレート2000に乗れて素直に嬉しいです。ここまで読んでいただきありがとうございました。
【SMシングル】Season1 単体考察~蝶舞バトンアブリボン
みなさんこんにちは。
SM初めてのシーズン、お疲れさまでした。私はアブリボンを軸に組んで潜り、2000チャレンジまでは届いたものの、その後まったく勝てませんでした…。アブリボンはかなり頑張ってくれたのですが、残念ながらプレイヤーの腕が足りなかった。
自身のPTに納得していないので公開はせず、頑張ってくれたアブリボンの単体考察を書こうという次第です。
【基礎情報】
種族値:H60 A55 B60 C95 D70 S124 Total: 464
タイプ:むし/フェアリー
特 性:りんぷん (技の追加効果を一切受けない。熱湯のやけど、岩石封じのSdown、ねこだましの怯みなど)
主力技:ムーンフォース/めざめるパワー地or炎/むしのさざめき/サイコキネシス/ちょうのまい/バトンタッチ/はねやすめ/リフレクター/アロマセラピー etc...
特性はりんぷん以外にもみつあつめ/スイートベール(味方が眠らなくなる)がありますが、少なくともシングルではりんぷんが極めて優秀なので一択といっていいでしょう。認知度が低く、よく猫騙しを打たれたりします。
技についてはムーンフォースとむしのさざめきが一致技ですが、基本的に虫技の範囲が妖技に被っているので、余程オニゴーリが憎くない限りさざめきは必要ないです。
【型サンプル】
A. 臆病:135- * -80 -147(252) -94(28) -190(228)
B. 臆病:167(252)- * -81(4) -118(20) - 91(4) -190(228)
特 性:りんぷん
持ち物:きあいのタスキ
技構成:ムーンフォース/ちょうのまい/バトンタッチ/はねやすめ (めざ地、リフレクターなどと選択)
今期は調整A、Bの2匹を主に運用しました。技と持ち物は同じです。採用理由はちょうまいバトンしたかったから。
まず共通事項からですが、今回このポケモンの役割は主に2つで、1.タスキとちょうまいを活かしたストッパー、2.相手の低~中火力特殊や半減以下のこだわり技を起点にちょうのまい→バトン展開を意識しています。
具体的に名前を挙げると、1.タスキとちょうまいを活かしたストッパーのケースでは、舞ったボーマンダやメガギャラドス、Sの上がったポリゴンZ、デンジュモク、雨キングドラ、スカーフガブリアス相手にタスキを盾にちょうのまいでS逆転、そのままムーンフォースで倒す。
2. ちょうのまい→バトン展開のケースでは主な仮想敵はポリゴン2、カプ・レヒレ、こだりのガブやサザンドラ、やけどした物理、バルジーナあたりになります。りんぷんの存在が非常に重要で、積み技を積む上で邪魔になりやすいねっとうやほうでんの追加効果はもちろん、がんせきふうじのS下げすらもシャットアウトするため、急所以外の想定外が起こりにくいのが強みで、タスキも潰れにくいです。はねやすめを絡めて複数回積むことも狙えます。
それでこの1と2を両立できればよかったんですが、数値が絶望的に足りなかったため、どちらかはある程度諦める必要があったわけです。そこで上記の調整案A、Bになります。
調整案AについてはSをメガボーマンダ抜きのCSベースで役割1・ストッパーに寄せています。主にメガマンダやポリゴンZがそれなりにいた序盤に運用していました。舞った後のムーンフォースはある程度火力があり、ストッパー性能はなかなかのものでした。妖技の通りの良さからそのまま3タテすることも。
ただ耐久は皆無で、半減のはずの陽気ガブの地震ですら分の悪い乱2、HCトラアタポリ2にDLでCを上げられた状態で対面すると起点にできず打ち負けてしまうほど…。はねやすめはほぼ追いつかないので、ボーマンダとよく一緒にいて後投げされるジバコイルなどに刺さるめざ地か、リフレクターなどの後続に繋がる技をいれるべきだったとは感じています…。
調整案BについてはSをメガボーマンダ抜き、Hは振り切りのHSベースで役割2・ちょうまいバトンに寄せています。意地ガブの地震をギリギリ2耐え、ほとんどのポリゴン2相手に後出しからでも起点にできるようになり、複数回舞う動きがかなりしやすくなりました。また多少の急所でも崩れない安心感もありました。
ただ火力は皆無で、舞ってもムーンフォースで落とせない相手(H振りメガボーマンダetc...)も大幅に増えてしまいます。そこは他でカバーです。H振りとタスキが噛み合ってないように見えるかもしれませんが、不意の急所やZ技に備えられたり、タスキがないとそもそもボーマンダとタイマンで勝負にならないなどの問題もありそれなりに発動機会がありました。
肝心のバトン先ですが、ここがどうしても最後まで煮詰められませんでした。最初は補完と数値に優れる特殊メガボーマンダに繋ぎたいと思っていたのですが、ハイボ未解禁で断念。
次に浮かんだのは炎or悪Zサザンドラで、これはそれなりにうまくハマり、相手のフェアリー枠がコケコやテテフの場合はZ技で飛ばしたりしていました。「蝶舞サザンドラ」っていうとロマンあると思いません…?バトン後のサザンドラがスカガブの逆鱗でやられても、アブリボンが龍無効耐性で再展開したこともあったり。
しかし、環境に常にいたミミッキュ、中盤以降増えたマンムー、終盤湧いたタスキパルシェンなどがアブリボン共々辛くどんどん選出し辛くなりました。
他にもポリゴン2やテッカグヤ、メガゲンガーなどへもバトンしていい感じのバケモノを生み出そうとしてみましたがどれもしっくり来ず。テッカグヤは調整次第ではいけそうな気もするんですが。
【Season2以降のアブリボン】
いろいろなポケモンが解禁されますが、まず対処の難しいゲッコウガに上から一致弱点をつけるのは大きな強みになると思われます。特殊であればそのまま起点にも。
他の起点対象としてはクレセリアやスイクン、サンダー、水ロトムなどもやってきそう。めざ地を持たせればクレセドランも処理できそうです。苦手な相手は今とさほど変わらない気がするので、起点が増えてもしかしたら動きやすくなるかも…?
【終わりに】
この記事が少しでも、アブリボン考察に役立てば幸いです。実は上記以外にも控えめCSとか、Sを準速メガマンダ抜きに抑えてHCSに振り分けた個体とかも育てたんですが、どれも一長一短止まりでスッキリこず。素質はあると思うので、良いバトン先とか、調整とかもっと煮詰めていきたいですねえ。