SHEIL'S Party

記録よりも、記憶に残る戦いを

【ORASシングル】Season13~ふたご座流星群【クチートラティオス】

◎はじめに

 S13、お疲れ様でした。
 今期はモンハンXが発売され、しばらくそちらに熱を奪われていたのですが、シーズン終盤には結局ポケモンに戻ってきてしまいました。ポケ勢としての帰巣本能のような何かを感じる…。

 今シーズンは当初オーロットのトリル展開からのクチートを使おうと思っていたのですが、まったく勝てなかったため解散。BOXにいた適当な個体を組み合わせてクチートのオーソドックスなPTを組んでみました。オーロットくんごめんよ…。

 

◎PT並び&戦績

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クチート@ナイト じゃれつく/はたきおとす/ふいうち/ほのおのキバ
ラティオス@こだわり眼鏡 りゅうせいぐん/サイコキネシス/なみのり/10まんボルト
ロトム火@たべのこし ほうでん/オーバーヒート/おにび/まもる
マニューラ@いのちのたま はたきおとす/つららおとし/こおりのつぶて/けたぐり
ジャローダ@ゴツゴツメット リーフストーム/やどりきのたね/ちょうはつ/へびにらみ
ファイアロー@こだわり鉢巻 ブレイブバード/フレアドライブ/とんぼがえり/どくどく

最高/最終レート:2114 (最終81位)

 よくあるクチート+浮いてる龍から龍を誰にしようか悩んでいたとき、BOXに眠っていた理想個体のラティオスに見つめられたから…というのがPT発端の経緯。
 2100に乗ってからも少し潜っていましたが、最終結果が2000代で終わるシーズンが続いていたため試合的にキリのよかった2114で終了。まだレートを伸ばせる手ごたえはありましたが、2200は少々厳しいような印象を受けました。PGLのレート更新を見ていて100位以内は厳しいかなと思っていたのですが、結果的には入れてよかったです。

 余談ですが、構築名にもなっている「ふたご座流星群」は12月頃に観測されるもので、3大流星群のひとつにも数えられています。「ふたご座」はメガクチート、「流星群」はラティオスの象徴です。構築名おしゃレート上位を狙っていきたい(小声)

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↑記念撮影(勝敗数/勝率は他のPTで回してた分を含むので参考になりません)

 

◎個別紹介

メガクチート

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持ち物:クチートナイト 特性:いかく→ちからもち
性 格:いじっぱり
実数値:151(204) -139(172) -105 -*-95 -87(132)
→メガ:151(204) -161(172) -145 -*-115 -87(132)
技構成:じゃれつく/はたきおとす/ふいうち/ほのおのキバ
選出率:68%(1位)
役 割:いろいろ
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H:なんかいろいろ耐える(雑)
A:余り
S:ハッサム+2
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 久しぶりに使うことになった相棒。唯一のメガ枠であり、PTの補完の中心かつSが速くて汎用性を持つため選出率はトップ。
 今回はラティオスを中心に軸を組むということで、彼の邪魔になるナットレイハッサムメガクチートを焼き払うべくほのおのキバを採用。それに合わせてハッサムを抜いて上からワンパンすべく、Sラインをかなり引き上げました。その他ポリ2・ニンフィアクチートミラー・バンギラス等にも先手が取れて使い勝手は良好。

 Hラインの調整は経験に基づいた勘によるものであり、明確に○○を耐えるといったような意味合いはありません。ですがこれ以上耐久に落とした個体を用いたとき、非常に耐久に心もとなく感じてしまったのでこれでいいと思っています。Aを落としていますが、もともと十分足りてるのでつるぎのまい+ふいうちを用いる型でない限りぶっぱする必要はないと考えています。(+2ふいうちでのガブガルへの乱数が結構ずれる)

 今シーズンのメガガルーラはほのおのパンチ持ちが増え、じしん持ちは減った印象で、クチートにとっては少し追い風だったように思います。リザードン軸もかなり減った印象でしたし。

ラティオス

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持ち物:こだわりメガネ 特性:ふゆう
性 格:おくびょう
実数値:156(4) -* -100 -182(252) -130 -178(252)
技構成:りゅうせいぐん/サイコキネシス/なみのり/10まんボルト
選出率:44%(4位)
役 割:リザードンロトムスイクンボルトロス、サンダー、カバルドンetc...
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思考停止CSぶっぱ
C:眼鏡サイコキネシスでH201D150ニンフィアに46.3%-55.2% (64.55%の乱2)
H-D:無振りメガゲンガーシャドーボール 85.9%-101.3% (2/16の乱1)
襷C特化バシャーモのめざ氷 41.0%-48.7%
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 今回のPTの出発点。昔懐かし(?)の眼鏡型。
 技構成はトリックを切って4ウエポン。これは出てくる相手にメガネを渡す旨みはあまりないと感じたためで、最も範囲と一貫が取れそうなこのような構成になりました。超技はラティオスの役割対象に物理受け(カバルドンボルトロスetc)が含まれること、環境にB方面が高い敵が多いこと、ニンフィアですら乱2圏内の火力であることから、サイコショックよりサイコキネシスの方が断然使いやすかったです。ラティオスの代名詞とも言えるりゅうせいぐんは実は一番打つ機会が少なく、基本は残りの3ウエポンで一貫を取る動きを主とします。耐性の多さと特殊耐久の高さで後出しの機会もそれなりに。

 ギルガルドだけはどうあがいても餌にしかされない上に裏にシャドボが一貫するので、見えたら極力選出しないようにしていました。他の妖精や鋼は他の技が通ったり裏に任せられるのに…ギルガルド多かったなあ…。

ロトム

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持ち物:たべのこし 特性:ふゆう
性 格:ずぶとい
実数値:157(252) -*-154(100) -131(44) -130(20) -117(92)
技構成:ほうでん/オーバーヒート/おにび/まもる
選出率:28%(6位)
役 割:ファイアローボルトロスギルガルドハッサムマンムー、こだわりロック、バシャーモの膝クラッシャーetc...
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H:ぶっぱ
B:11n、特化ファイアローの鉢巻ブレイブバード30.6%-36.3%(残飯回復込確4)
C:ほうでんでH161D152クレッフィのみがわりを確定割り
S:準速マンダをこごかぜで抜くスイクン(S116)+1
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 クチートジャローダとの良好な補完を形成できる便利枠。PTで唯一ファイアローに強い枠で、残飯込みで鉢巻ブレイブバードに余裕を持って後投げできるような配分にしました。スイクンに上から行動できるかで潰しの利き方が大違いなのでSも多めにさきました。

 技構成については、耐久型であるため試行回数を稼げると思ったため電気技にほうでんを採用。ヒートロトムは相手の地面を後投げされやすいと思ったためボルトチェンジは切って、後投げされやすいガブリアスや霊ランドに打ち込むおにび、最後に残飯回復と火傷のスリップ稼ぎを狙ってまもるを採用。まもるが思ったよりも有用で、ギルガルドのブレードフォルム晒し、優秀な耐性でのこだわりロック、バシャーモの膝クラッシュ等かゆいところに手が届くいい技でした。メガバシャーモは膝クラッシュ+ほうでんで落とせませんが、クチートマニューラのふいつぶての圏内に入るので十分。

 この枠は当初いつぞやの残飯HSベース毒みがヒートムの調整(参考:S8)を少しいじって、サンダーやヒードランオニゴーリをハメハメしようと考えていました。しかし、そもそも彼らの個体数が少なかったり、あげく相手のアタッカーアローにごり押されて突破されるという事態が多発したため、レート終了2日前に急遽個体を用意し、ファイアロー兼物理受けに専念してもらうことに。環境に合わせてPT単位で薄いポケモンを変える必要があるのを痛感しました…。

マニューラ

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持ち物:いのちのたま 特性:プレッシャー 
性 格:ようき
実数値:148(20) -172(252) -85 -*-105 -192(236) 
技構成:はたきおとす/つららおとし/こおりのつぶて/けたぐり
選出率:48%(4位)
役 割:氷弱点のみなさま(特にガブリアスボーマンダボルトロス)、ゲンガー、ゲッコウガガルーラマンムー、終盤のフィニッシャー
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S:ゲッコウガ抜き
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 かなり信頼しているポケモンの一匹。細かいダメ計は過去記事を参考にしてください。

 今回はねこだましを切って、マニューラの範囲と速度を最も生かせるような4ウエポンにしました。ねこだましを切った理由としては、まず相手のキノガッサがこのPTを見て一切出てこないこと(被選出0/14)。ねこだまし+けたぐりで縛れる耐久に振っていないメガガルーラは交代でスイクンに変えてくることが多く、居座られてもゴツメに触らせられるジャローダ引きが安定することの2点です。広範囲4ウエポンにしたことによる、終盤の一掃性能は見事の一言で、面倒なクレセドラン絡みのサイクルやガルクレセサザン等にも非常に強く出られます。
 つららおとしは物理で突破するのが難しいゴツメカバルドンを非接触で突破できるとても便利な技です。威嚇込みのメガボーマンダマルスカイリューなども沈める他、メガヘラクロス、メガリザードンなどのはたきおとすやけたぐりの通らないメガ勢への打点にもなります。
 技範囲的には持ち物を落としたあとのスイクンへの打点に欠けるのが珠にキズ。マリルリクチートにも打点がない。 

 味方との連携ではラティオスとの補完が特によく、ラティオスに飛んでくる霊技氷技悪技(ゲッコウガボルトロス、襷ゲンガーetc...)への引き先になりながら、マニューラ苦手な格闘・炎・水(ローブシンバシャーモスイクン)にはラティオスが強め。お互い耐久値が高くないので後出しするならタイミングの見極めが重要になってきます。
 あとはヒートロトムのまもるに対して、あくのはどうでこだわるサザンドラへの引き先にもなります。

ジャローダ

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持ち物:ゴツゴツメット 特性:あまのじゃく 
性 格:おくびょう
実数値:182(252) -*-115 -95 -116(4) -181(252) 
技構成:リーフストーム/やどりきのたね/ちょうはつ/へびにらみ
選出率:33%(4位)
役 割:ガルーラガブリアスキノガッサスイクン、水ロトム、受けループ、挑発の刺さる方々etc...
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HSぶっぱ、あまりDL対策のD
陽気メガガルーラすてみタックル 85.7%-101.6%)
特化メガガルーラすてみタックル 94.5%-115.5% 
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 ゴツメっぽくない技構成のゴツメジャローダ

 最近のガルーラは冷凍ビームやだいもんじ、ひみつのちから(非接触)に目覚めてしまった個体が散見されるためリフレクターやこうごうせいの使い勝手があまりよくなく、追加効果をもらうのも癪だったのでゴツメでありながら攻撃的な構成にしてみました。ガルーラ対面では基本的にリーフストームから入り、相手の攻撃を一発耐えてから次のC+2リフストを打ち込むのか、へびにらみを入れるのか後続と相談しながら決めていきます。急所を除き、いじっぱりすてみタックルはほぼ一発耐え、いじっぱりであれば後続のファイアローも先手を取れます。

 何もガルーラのためだけにこうしたわけではなく、物理の前でリフレクター張る→相手はボルトロス、ゲンガー、ヒードラン等に交代→これらの相手をしているうちにリフレクターが効果を発揮しないまま切れてしまう…ということも少なくなかったため、リフレクターを切っての構成に。ゴツメ×やどりき×ちょうはつにより、草枠のいない/出されない受けループに強かったり、天邪鬼リフストとは一味違った崩し性能があったり、クレッフィとのタイマンにより強くなるなどの利点もあったため、これでよいと思います。この構成に落ち着いたのが最終日前日とかだったので、もう少しちゃんと考えたいところ。

ファイアロー

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持ち物:こだわりハチマキ 特性:はやてのつばさ 
性 格:いじっぱり
実数値:175(172) -146(252) -92(12) -*-90(4) -155(68) 
技構成:ブレイブバード/フレアドライブ/とんぼがえり/どくどく
選出率:63%(2位)
役 割:ブレバマン
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H:16n-1
A:ぶっぱ
S:最速ドリュウズ抜き
B,D:あまり
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 ブレバマン。ブレバと蜻蛉と、時々フレドラ。ラス1に残った耐久型や受けルのメガヤドランに毒。ギルガルドとの最初の対面でキンシされないこと、電気に通ることからフレドラが結構便利ですが、基本の役割はブレバマンなので消耗しすぎないように注意します。初手マンムーガルーラ対面では蜻蛉から入ってクチートに繋ぐことがあったため、メガ前ガルーラ抜きまでSを引きあげてもよいかもしれません。耐性生かした後出しもしたかったためHA基調。以上。

 

◎選出

選出率に多少の偏りはあるものの、基本選出なんてものはなかったので割愛。メガ1枠なので組み合わせ上の制限もありません。

 

◎結び

 ここまで読んでいただきありがとうございました。アイコンにして相棒呼びしてるわりにはかなり久しぶりでしたが、今回はクチートを使ってみました。2100超えれる程度の感覚は残っててよかった…。
 S14では一癖あるおもしろそうなPTを構想しています。またレートにてお会いしましょう。