SHEIL'S Party

記録よりも、記憶に残る戦いを

【SMシングル】Season1 単体考察~蝶舞バトンアブリボン

みなさんこんにちは。

SM初めてのシーズン、お疲れさまでした。私はアブリボンを軸に組んで潜り、2000チャレンジまでは届いたものの、その後まったく勝てませんでした…。アブリボンはかなり頑張ってくれたのですが、残念ながらプレイヤーの腕が足りなかった。
自身のPTに納得していないので公開はせず、頑張ってくれたアブリボンの単体考察を書こうという次第です。

 

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【基礎情報】
種族値:H60 A55 B60 C95 D70 S124 Total: 464
タイプ:むし/フェアリー
特 性:りんぷん (技の追加効果を一切受けない。熱湯のやけど、岩石封じのSdown、ねこだましの怯みなど)
主力技:ムーンフォース/めざめるパワー地or炎/むしのさざめき/サイコキネシス/ちょうのまい/バトンタッチ/はねやすめ/リフレクター/アロマセラピー etc...

特性はりんぷん以外にもみつあつめ/スイートベール(味方が眠らなくなる)がありますが、少なくともシングルではりんぷんが極めて優秀なので一択といっていいでしょう。認知度が低く、よく猫騙しを打たれたりします。
技についてはムーンフォースむしのさざめきが一致技ですが、基本的に虫技の範囲が妖技に被っているので、余程オニゴーリが憎くない限りさざめきは必要ないです。


【型サンプル】
A. 臆病:135- * -80 -147(252) -94(28) -190(228)
B. 臆病:167(252)- * -81(4) -118(20) - 91(4) -190(228)
特 性:りんぷん
持ち物:きあいのタスキ
技構成:ムーンフォース/ちょうのまい/バトンタッチ/はねやすめ (めざ地、リフレクターなどと選択)

今期は調整A、Bの2匹を主に運用しました。技と持ち物は同じです。採用理由はちょうまいバトンしたかったから。

まず共通事項からですが、今回このポケモンの役割は主に2つで、1.タスキとちょうまいを活かしたストッパー2.相手の低~中火力特殊や半減以下のこだわり技を起点にちょうのまい→バトン展開を意識しています。
具体的に名前を挙げると、1.タスキとちょうまいを活かしたストッパーのケースでは、舞ったボーマンダやメガギャラドス、Sの上がったポリゴンZ、デンジュモク、雨キングドラ、スカーフガブリアス相手にタスキを盾にちょうのまいでS逆転、そのままムーンフォースで倒す。

2. ちょうのまい→バトン展開のケースでは主な仮想敵はポリゴン2、カプ・レヒレ、こだりのガブやサザンドラ、やけどした物理、バルジーナあたりになります。りんぷんの存在が非常に重要で、積み技を積む上で邪魔になりやすいねっとうやほうでんの追加効果はもちろん、がんせきふうじのS下げすらもシャットアウトするため、急所以外の想定外が起こりにくいのが強みで、タスキも潰れにくいです。はねやすめを絡めて複数回積むことも狙えます。

それでこの12を両立できればよかったんですが、数値が絶望的に足りなかったため、どちらかはある程度諦める必要があったわけです。そこで上記の調整案A、Bになります。

 

調整案AについてはSをメガボーマンダ抜きのCSベースで役割1・ストッパーに寄せています。主にメガマンダやポリゴンZがそれなりにいた序盤に運用していました。舞った後のムーンフォースはある程度火力があり、ストッパー性能はなかなかのものでした。妖技の通りの良さからそのまま3タテすることも。
ただ耐久は皆無で、半減のはずの陽気ガブの地震ですら分の悪い乱2、HCトラアタポリ2にDLでCを上げられた状態で対面すると起点にできず打ち負けてしまうほど…。はねやすめはほぼ追いつかないので、ボーマンダとよく一緒にいて後投げされるジバコイルなどに刺さるめざ地か、リフレクターなどの後続に繋がる技をいれるべきだったとは感じています…。

 

調整案BについてはSをメガボーマンダ抜き、Hは振り切りのHSベースで役割2・ちょうまいバトンに寄せています。意地ガブの地震をギリギリ2耐え、ほとんどのポリゴン2相手に後出しからでも起点にできるようになり、複数回舞う動きがかなりしやすくなりました。また多少の急所でも崩れない安心感もありました。
ただ火力は皆無で、舞ってもムーンフォースで落とせない相手(H振りメガボーマンダetc...)も大幅に増えてしまいます。そこは他でカバーです。H振りとタスキが噛み合ってないように見えるかもしれませんが、不意の急所やZ技に備えられたり、タスキがないとそもそもボーマンダとタイマンで勝負にならないなどの問題もありそれなりに発動機会がありました。

 

肝心のバトン先ですが、ここがどうしても最後まで煮詰められませんでした。最初は補完と数値に優れる特殊メガボーマンダに繋ぎたいと思っていたのですが、ハイボ未解禁で断念。

次に浮かんだのは炎or悪Zサザンドラで、これはそれなりにうまくハマり、相手のフェアリー枠がコケコやテテフの場合はZ技で飛ばしたりしていました。「蝶舞サザンドラ」っていうとロマンあると思いません…?バトン後のサザンドラがスカガブの逆鱗でやられても、アブリボンが龍無効耐性で再展開したこともあったり。
しかし、環境に常にいたミミッキュ、中盤以降増えたマンムー、終盤湧いたタスキパルシェンなどがアブリボン共々辛くどんどん選出し辛くなりました。

他にもポリゴン2やテッカグヤ、メガゲンガーなどへもバトンしていい感じのバケモノを生み出そうとしてみましたがどれもしっくり来ず。テッカグヤは調整次第ではいけそうな気もするんですが。

 

【Season2以降のアブリボン】
いろいろなポケモンが解禁されますが、まず対処の難しいゲッコウガに上から一致弱点をつけるのは大きな強みになると思われます。特殊であればそのまま起点にも。

他の起点対象としてはクレセリアスイクン、サンダー、水ロトムなどもやってきそう。めざ地を持たせればクレセドランも処理できそうです。苦手な相手は今とさほど変わらない気がするので、起点が増えてもしかしたら動きやすくなるかも…?

 

【終わりに】
この記事が少しでも、アブリボン考察に役立てば幸いです。実は上記以外にも控えめCSとか、Sを準速メガマンダ抜きに抑えてHCSに振り分けた個体とかも育てたんですが、どれも一長一短止まりでスッキリこず。素質はあると思うので、良いバトン先とか、調整とかもっと煮詰めていきたいですねえ。